ポケベル文化
昔は携帯電話なんか無かった。
ポケットベルっつうものの時代が何年かあった。
俺の親父が住宅ローンを抱えて必死で働いている時、このポケベルを2台持っていた。
初期のポケベルは画面すら無かった。
呼ばれたら音が鳴る。
それだけ。
誰に呼ばれてるのかはわからないが、このポケベルを呼ぶっつうことは会社だろう…みたいな感じだったのだろう。
呼ばれたら急いで公衆電話か電話ボックスを探す。
で、
電話するのだ。
「もしもしぃ〜 今呼ばれたんだけど…」
そんな会話が街中の公衆電話で山ほどあっただろう。
で、
そのうちこのポケベルに液晶画面が付くようになった。
とは言っても数字しか出ないモノだ。
ま、
これによって呼び出す側からのメッセージが送れるようになったのだ。
最初は送り手の電話番号を入れるために作ったのだろう。
が、
そのうち若者達が違った使い方をし出した。
『180042851』
これは「18時に渋谷に来い」という意味である。
す、スゴい文化だ。
俺はこの時代を通ってはいるが、やったことは無い。
で、
そのうちカタカナが出るようになる。
A1が『あ』、A2が『い』みたいな感じでメッセージを入れることが出来た。
このへんから今のメール文化の片鱗が顔を出す。
つづく
